三菱電機は施設価値の向上に役立つ室内空間で青空と自然な光を表現する照明器具「misola」を開発した。
三菱電機は2020年2月4日、奥行き感のある青空を模した発光パネルと自然な太陽光の差し込み感を再現するフレームを組み合わせた独自構造で、室内空間で青空と自然な光を表現する照明器具「misola」を2020年10月に発売すると発表した。オフィスや病院、福祉施設をメインターゲットに訴求する。
misolaは、大気圏に太陽光が入射する際に大気を構成している分子によって発生する現象「レイリー散乱」をLEDパネルに利用し、青空をイメージした疑似的な天窓を創り出す。フレーム部の3面を光らせ、残り1面を点灯させないことで、自然な太陽光の差し込み感を演出し、フレームから放出される光は一般的な照明器具と同等の明るさを確保している。
パネルは、色の異なる複数のLED光源が有す発光量を変化させることで、青空だけでなく、朝焼けや夕焼けなども再現し、専用リモコンによる手動切り替えと、専用機器によりスケジュール制御が行える自動切り替えの2タイプをラインアップしている。
光散乱体の側面からLED光を導光させるエッジライト方式によりパネルを薄型化しており、一般的な埋込形照明器具と同等の厚さ120ミリ以下となる構造を実現し、施工が容易だ。
misolaの価格は、専用リモコンによる手動切り替えタイプで68万円で、コントロール機器1式を追加したスケジュール制御タイプが75万円(いずれも税別)。
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