施設に開放感を与える“空をつくる窓”を開発パナソニックが考える「2020以降の街づくり」(1/2 ページ)

パナソニック ライフソリューションズ社 ライティング事業部は、パナソニック製スポット型プロジェクター「Space Player 」のショールーム「Space Player LAB」の展示物を拡充している。2019年2月には、天窓を人工的に再現する空間演出システム「天窓照明」が加わり、来場者に注目されている。

» 2019年12月26日 07時00分 公開
[遠藤和宏BUILT]

 パナソニック ライフソリューションズ社(旧社名:パナソニック エコソリューションズ社)が2016年4月に東京・東品川に開設したショールーム「Space Player LAB」が施設価値を高めたい需要家の関心を集めている。

写真や絵に映像を投影する演出

 Space Player LABは、パナソニック製スポット型プロジェクター「Space Player」のさまざまな活用事例を紹介する事業者向けの展示場で、予約制で年間2000人が来場する。これまで3回リニューアルしており、時代ごとのニーズに適したコンテンツを来場者に届けているという。

映像によるさまざまな演出が各所で繰り広げられているSpace Player LAB
Space Player

 Space Playerは2014年にリリースされた製品で、照明機能と映像投影機能を組み合わせたライティングが行えるのが特徴。例えば、対象物を明るく照らしながら、その周辺のスペースに映像や商品説明を映写したり、イルミネーションのような動きのある照明光で展示物の視認性を高められる。

黒板にSpace Playerの映像でメニューを投影

 空間になじみやすいスポットライト型のデザインや配線ダクト取り付け方式の採用、自在に照射方向を変えられる可動構造、SDカードとWi-Fiを活用したワイヤレス再生機能などにより、店舗や施設に導入しやすいという。

Wall Art Mapping

 会場では、凹凸のある塗り壁シートに出力された写真や絵に映像を投影するプロジェクションマッピング「Wall Art Mapping(北辰とのコラボ企画)」や床に目印となる画像を映し目的地までナビゲートするものなど、多彩な内容が繰り広げられている。

床に投影された魚の映像が目的地までナビゲートする演出
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