八千代エンジニヤリングの現在までに至るCIM導入の軌跡をみると、製図から3次元設計への転換を図る目的で、2004年に「3次元設計研究会」を設立したのが起点となった。当初はPCのスペック不足やソフトの重い動作などでなかなか浸透しなかったが、2014年にCIM推進室が立ち上がり、徐々に浸透。その後、国土交通省のCIM導入ガイドライン(案)がとりまとめられた時期に、発注者からも3次元設計が求められるようになったことが追い風となり、CIM専用のPCなどを配備して環境を整え、一気にCIM化の道が拓けたという。
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