施工図面管理アプリ「SPIDERPLUS」が空調衛生や電気設備のCAD「CADWe'll Tfas」と連携を開始。データ連携の実現により事前準備の負担を削減し、ITを使った業務効率化を推進。
レゴリスは2020年1月29日、自社が開発、販売する施工図面管理アプリ「SPIDERPLUS(スパイダープラス)」の最新アップデートで、ダイテックが開発、販売する空調衛生や電気設備専門のCAD「CADWe'll Tfas」と機能連携したことを発表した。
SPIDERPLUSは、図面をタブレットでiPadやiPhoneなどで管理、情報共有が行える建設業メンテナンス業向けアプリケーションだ。電子黒板付写真も撮影でき、現場にいながら写真整理やメモ作成ができる。作成された資料はPCで簡単に帳票の出力が可能で、従来の現場管理業務の作業時間の大幅削減が見込まれる。
今回の連携では、TfasからSPIDERPLUSに測定箇所の位置情報や制気口情報等のデータを取り込めるようになり、検査業務の事前準備作業が不要になった。
TfasからSPIDERPLUSに図面データや管理対象の位置情報と属性情報を取り込んだ後は、各種連携機器を使用することで、転記/記録ミスを防ぎ、より検査記録の業務効率化や品質向上も期待される。
TfasからSPIDERPLUSに自動に反映後は現場で項目に沿って検査するだけ。検査機器を用いることで検査員、記録員、計算員が不要になるので人員削減も可能だ。現場で記録されたデータは、その場でリアルタイムに共有が行えるので進捗状況の確認もできる。記録データはSPIDERPLUSで自動的に帳票記録されるため、事務所に戻ってからの事務作業時間は大幅に削減されるという。
建設業で広く支持されているTfasと連携を行うことで、需要が高まりつつあるBIMへのアプローチをさらに強化、ITを使った業務効率化を推進する。
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