沖縄県は、“スポーツアイランド沖縄”の実現を目指し、サッカースタジアム整備のための財源やそれらを踏まえた事業方式・業務範囲について、サウンディング調査(対話型市場調査)の実施を発表した。
沖縄県は、“スポーツアイランド沖縄”の実現を目指し、サッカースタジアム整備のための財源やそれらを踏まえた事業方式・業務範囲について、サウンディング調査(対話型市場調査)の実施を発表した。
沖縄県におけるサッカースタジアムは、J1公式戦をはじめとするサッカー大会に活用されるだけではなく、サッカーの試合がない時でも、日常的に多くの観光客や県民が集うにぎわい施設となることを目指している。同スタジアムの計画地は、沖縄県の玄関口である那覇空港から市内に訪れる途上の奥武山公園内にあり、この場所ににぎわいを創出することは、沖縄の観光振興に貢献につながるという。
それを踏まえ、2018年度には「Jリーグスタジアム整備事業に関するサウンディング調査」を実施。民間事業者から立地への評価や、にぎわいづくりに資する施設整備などに多数の意見が集まった。2019年度は、スタジアムを実際に整備するための具体的な財源や事業方式、発注業務範囲などを検討する。沖縄県における厳しい財政状況などを受け、スタジアム整備費については従来型の公共事業の手法にとらわれず、民間資金を含めた幅広い財源の調達可能性も視野に入れる。
今回のサウンディング調査は、対話を主体とした簡易的な手法であるため、民間事業者は資料の作成などの負担をかけずに、本事業の詳細や直近の検討状況を把握できる。対話を通じ、意見や考えを伝えることで、発注者による今後の財源や事業手法、発注業務範囲の設定などに反映させることも可能だ。
参加申し込み期限は2020年1月10日までとし、結果概要の公表は同年4月以降を予定している。
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