大和ハウス工業は、沖縄県の「美らSUNビーチ」前に開発する日本最南端の大型商業施設の名称を「iias(イーアス)沖縄豊崎」に決定し概要を発表した。県外観光客やインバウンドも視野に。
大和ハウス工業は2019年12月6日、沖縄県のビーチリゾート「美らSUNビーチ」前に開発する日本最南端の大型商業施設の名称を「iias(イーアス)沖縄豊崎」に決定したことを発表した。
2020年4月下旬にオープン予定の同施設は、敷地面積71,499平方メートルにおよび、インバウンド増加による好調な集客を続ける豊崎エリアに立地する。那覇空港から約6キロメートル(車で約20分)、クルーズ船が寄港する国際港「那覇新港」から約10キロメートル(車で約30分)、那覇空港自動車道路「豊見城・名嘉地インターチェンジ」から約3キロメートル(車で約10分)と、国内外、県内外からアクセスしやすい大型商業施設だ。
「iias沖縄豊崎」とは、これまでの「モノ消費」や「コト消費」だけでなく、滞在時間を楽しむ「トキ消費」、精神的な満足感を重視する「エモ消費」を喚起する複合商業施設。同施設には、最新の映像表現と空間演出を駆使したエンタテイメント型水族館「DMMかりゆし水族館」をはじめ、屋内型ミニチュア・テーマパーク「SMALL WORLDS OKINAWA」(2022年3月開業予定)など、エンタテイメント性に富んだテナントの誘致を行った。
また、施設屋上(4階)には、沖縄の海で採れた鮮魚や沖縄アグー豚、島野菜などがバーベキューで楽しめるルーフトップバーを備えた「STEM RESORT」(2020年7月開業予定)の他、1階には食と時間を楽しめる「AEONSTYLE」や開放的なフードホール・マルシェを設け、デイリーユーザーにも利用勝手がよい施設としたという。
さらに、沖縄県初出店となる「ロフト」をはじめ、スウェーデンのアパレルブランド「H&M」、沖縄でのアクティビティに応えるゴルフ専門店の「PGA TOUR SUPERSTORE」、大型スポーツ専門店「スーパースポーツゼビオ」など、県外からの旅行客や訪日外国人観光客も楽しめる総テナント数155店舗が出店する。
同社は施設のオープンに伴い、那覇空港から「沖縄アウトレットモールあしびなー」への直行バスを「iias沖縄豊崎」まで路線を伸ばし、巡回バスの運用やポイントカードの共通化などで地元住民の利便性の向上を図るという。
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