大京が、ソリューション事業部で2018年からスタートさせた“ホテル開発事業”が本格化している。
大京は2019年12月23日、ホテル開発事業の第1号物件「ONSEN RYOKAN 由縁 札幌」が2020年7月にオープンすることを発表した。
ONSEN RYOKAN 由縁 札幌は、SRC造地上13階建てで、延べ床面積が7414.94平方メートル、建築面積が910.48平方メートル。所在地は北海道札幌市中央区北1条西7丁目6番で、敷地面積が1071.87平方メートル。JR「札幌」駅から徒歩13分で、地下鉄「さっぽろ」駅から徒歩9分と交通の利便性に優れている。企画・運営・基本設計・デザインの監修はUDSが、実施設計・施工はイチケンが担当した。工事のスケジュールは、2018年11月に着工し、2020年3月にホテルの予約を開始、同年5月に竣工することを予定している。
コンセプトは、旅館の本質的な要素を取り入れた上で、近年増加する外国人旅行者などのニーズを踏まえた客室の間取りやデザイン、サービスなどを提供することだという。客室数は182室で、インバウンドや家族世帯が宿泊しやすいように、ツインルームを多く設けている。1階には炉端焼きレストラン「夏下冬上」が配置してあり、2階には露天風呂付きの大浴場を有している。
大京では、昨今増え続けている訪日外国人観光客や国内旅行客の宿泊ニーズに対応するため、2018年から全国でホテル開発を展開している。全国47都道府県に事業基盤を持つ大京グループの強みを生かし、日本全国の主要都市で、事業化を進めるとともに、規模の拡大も目指す。また、プロジェクトごとに周辺地域の特色を生かしたホテル開発を行い、地域の活性化にも貢献していく。
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