独自の遮音機構を設けたルーバーを開発、価格は従来品の半分以下新建材(2/2 ページ)

» 2019年12月10日 09時00分 公開
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流量係数は0.5

 しずかルーバーは遮音性能のみならず通気性にも優れているという。通気経路の形状が滑らかで、空気の流れを乱す部材を表面に使用していないため、空気の流れやすさを示す流量係数は0.5と既存製品の2倍〜数倍の通気性を確保している。

SGリアルティ新大阪ホテルにおけるしずかルーバーの設置事例、外部側(左)と音源側(右) 出典:清水建設

 既にしずかルーバーは、清水建設が設計・施工を手掛け、2019年11月にオープンを迎えた大阪市淀川区の高層ホテル「SGリアルティ新大阪ホテル(からくさホテルグランデ新大阪タワー)」の地上設備ヤードの騒音対策建材として採用されている。

 2019年12月からは、製造委託先の成和を通じて外販も予定しており、販売価格は電解2次着色仕上げで1平方メートルあたり4万8千円〜で、フッ素樹脂塗装仕上げの場合は、1平方メートルあたり5万5千円〜。いずれも、ルーバーのみの価格(ともに税別)で、下地・鉄骨は別途料金を想定している。

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