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» 2019年09月13日 05時17分 公開

ZEH:ZEH累積棟数で世界No.1、“植栽もスゴイ”【積水ハウス】が考える住宅の「環境戦略」 (3/3)

[石原忍,BUILT]
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外構造園事業で売上高600億円以上

 一風変わった他には無い脱炭素化の取り組みとして石田氏は、2001年から計画が進められていた「5本の樹」を紹介。生物多様性の保全を目的に、庭に5本の樹を植え、止まり木として訪れる野鳥と植物の関係を紹介するオリジナル冊子を作成して、ハード(造園)とソフト(情報提供)の両面でサポートを行っている。

 この試みも事業と一体で考えられており、これまでに累計1502万本の植樹を達成し、積水ハウスは外構造園事業で売上高600億円以上に到達した日本一の造園業者という側面も併せ持つ。

生物多様性の保全を目的とした「5本の樹」

 企業の自然エネルギー100%を推進する国際ビジネスイニシアティブRE100に対する考えでは、電力事業者はオーナーと積水ハウスの間に入り、ZEHから卒FIT電力を買い取り(買取価格:11円/kWh)、工場・事務所・展示場に事業用電力として供給する。これにより、協力電力会社にとっては取得コストや営業コストが削減されるメリットが生まれる。「卒FIT買い取りの他社との違いは、電力の小売りとセットではないこと。古い契約の方がオーナーに有利に働く場合があるためで、過去に買った人も優遇されるオーナーサポートでなければならない」(石田氏)。

 家を建てることの持続可能性につながる廃棄物のゼロエミッションでは、建築資材の100%リサイクルを目指す。新築施工現場では27分別、資源循環センターでは80分別を、QRコードを利用したオリジナルの廃棄物実測システムによって実現していることを紹介し、講演を締めくくった。

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