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» 2019年07月18日 06時16分 公開

屋内空間データの協創プラットフォーム:IoTチェアや日本各地の風を再現する空調機など、“未来のオフィス空間づくり”を目指す実証の場が開業 (2/4)

[石原忍,BUILT]

オカムラ、パナソニック、ダイキンが「WELL認証」の取得サポートも行う

 point 0 marunouchiの運営・管理を行う、新会社「point0」は、オカムラ、ダイキン、パナソニック、ライオン、MYCITYによって、2019年2月に設立。point0の名称には、Society 5.0などで使われる「.0」の「○○の再定義」という意味が込められ、空間とヒトから構成されるあらゆる「場」を再定義する起点になる。

 ここで得られた成果は、年2回のカンファレンスイベントで発表する他、年1回発行のマニュアルレポートで、利用人数やイベント回数など数値データも含めて紹介する。

 コンセプトの一つには、健康的なオフィス空間のもの差しとして、国内初のシェアオフィスでの「WELL認証」の取得が掲げられている。その上で、オカムラ、パナソニック、ダイキンは、point 0 marunouchiでWELL認証を取得することで、ノウハウを蓄積し、自社製品を活用した取得支援サービスを共同で提供もしていくという。

デサインスタジオ「クライン・ダイサム・アーキテクツ」のアストリッド・クライン氏

 オフィスの意匠設計は、「代官山 T-SITE」を手掛けたことで知られるクライン・ダイサム・アーキテクツが担当した。同事務所の建築家・アストリッド・クライン(Astrid Klein)氏は、「20年前から国内のオフィス設計に取り組んできたが、シェアオフィスは、デザインが重視されていないことが多い。今回のプロジェクトでは、複数の企業のパートナーシップにより、さまざまな技術がミックスされている。このテクノロジーの部分と、オフィス空間の居心地を両立させる各社ドリームチームによる“ラボ”的な要素が先進的で興味深い」と話す。

 設計面のコンセプトでは、「近年はメンタルヘルスに気を使う時代。ウエルネスの観点では、“植物”がキーとなる」とし、point 0 marunouchiでは落ち着きや新鮮さにつなげる狙いで、緑をふんだんに採り入れている。ワークスペースは、オープンスペース、会議室、個室スペース、集中スペース、リフレッシュルームなど、「働く人がパフォーマンスを存分に発揮できるように、さまざまな働き方のバリエーションに応えられる仕様としている」と説明した。

 point 0 marunouchiの面積は1082平方メートルで、席数は220席。会員制で、利用料金は個室が月額10万5000円〜、自由席の都度利用が15分単位で250円〜(ともに税別)。

point 0 marunouchiの図面
point 0 marunouchiの完成パース
緑がオフィス外周など至るところに採り入れられている

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