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» 2019年07月18日 06時16分 公開

屋内空間データの協創プラットフォーム:IoTチェアや日本各地の風を再現する空調機など、“未来のオフィス空間づくり”を目指す実証の場が開業 (3/4)

[石原忍,BUILT]

オカムラの最適な座り位置を示すIoTチェア

 実証実験の一例として、オカムラは、奈良先端科学技術大学院大学と共同で開発したセンシングチェア「CENSUS」を設置した。イスにセンサーを取り付け、人が座った際の圧力を感知して、適切な座り方とおすすめの設定をモニターで表示。イスの状態を背中のカーブ、高さ、奥行きといったデータで可視化して、座り姿勢をアドバイスすることで、働きやすい環境をイスというアポローチから提供する。

オカムラのイスにセンシング装置が埋め込まれた「CENSUS」
「CENSUS」のタブレットでの表示
オカムラのスマホで高さを調整できる上下昇降デスク「Swift」

 パナソニックは、電材・住建部門を担うライフソリューションズ社が、パナソニックの照明と、学校や百貨店の放送機器を扱うTOAの音響、ダイキンの空調機に、さらに屋内位置情報システムを組み合わせたソリューションを実験する。事前に最適な照明×空調×音を設定すれば、今自分のいる場所が好みのオフィスへと変わる仕組み。

 同社ではこうした異業種同士の共創を通して、強みである照明やセンシングの製品に新たな価値を持たせ、単品ではなく空間パッケージとして提供していくことを見込む。

パナソニックの屋内位置情報システム。位置情報を使って、個別に設定した好みの照明と空調がその場に提供される

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