意匠性の高い空間にもマッチする黒色の業務用エアコンを開発、ダイキン工業産業とくらしの関東グランドフェア2019

ダイキン工業は、意匠性の高い空間とも相性の良い黒色の業務用エアコン「Stylish Flow」を開発し、拡販に注力している。

» 2019年07月16日 07時00分 公開
[遠藤和宏BUILT]

 ダイキン工業は、「産業とくらしの関東グランドフェア2019」(会期2019年7月5〜6日、幕張メッセ)に出展し、天井づりタイプでは珍しいという黒をカラーリングした業務用エアコン「Stylish Flow」を展示した。

2種類の空調システムを搭載

 Stylish Flowは2019年5月に発売した新製品。最大の特徴である黒の筐体色について、ダイキン営業担当者は、「現在、天井づりタイプの業務用エアコンは白色のものが大半を占めている。だが、インテリアショップやオシャレなカフェといった意匠性の高い空間では溶け込みにくいため、内装にこだわる顧客から黒色の業務用エアコンの根強いニーズがあった。一部ユーザーでは業者に依頼し、白の業務用エアコンを黒に塗装するケースもある。Stylish Flowはそういった市場の要望に応えられる機種だ」と語った。

Stylish Flow

 Stylish Flowは、「あてないAir flow」と「まわすAir Flow」という2種類の空調システムを搭載している。前者は、冷房時に水平よりも5度上方に吹き出す気流で、人に直接風が当たりにくく、快適な空間構築に貢献する。

あてないAir flow(左)とまわすAir flow(右)

 後者は、暖房時のサーモオフ中に暖気をかくはんする運転を行い、天井付近にたまりやすいあたたかい空気を足元まで循環することができるというもの。

 除湿冷房機能は、温度調整と同時に除湿のレベルを弱・中・強で設定が可能。風量は5段階切り替えに対応しており、細かな制御を実現している。

 オートエコレッシュ機能は、冷房時、室内を快適な湿度とされる40〜60%に近づける。また、エアコンは室温が高いと設定温度を下げ続ける場合が多いが、オートエコレッシュ機能を自動運転モードで使用すれば、冷え過ぎを防ぎ、省エネにも貢献する。

 オプションで取り付けられるストリーマ内部クリーンユニットは、冷房や除湿、ドライ運転停止後に、自動で室外機の内側にプラズマ放電の一種であるストリーマを照射しカビの繁殖を抑制する。

ストリーマ内部クリーンユニット

 

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