大和ライフネクストは、大阪府大阪市の大型複合ビルで、5台の清掃ロボットとエレベーター、防火戸を連携させた自律清掃運用を開始した。
大和ライフネクストは2026年9月16日、自社が統括管理を担う大阪府大阪市の大型複合ビル「淀屋橋ゲートタワー」に5台の清掃ロボットを導入し、建物設備と連携した次世代建物管理モデルを構築したと発表した。
淀屋橋ゲートタワーは、オフィスと商業施設が入居する延べ床面積約13万平方メートルの大型複合ビル。大和ライフネクストでは、建物計画段階からロボット活用を見据え、ロボットの配置場所や利用するエレベーター、運用方法などに関する検討を進め、建物設備と連携した運営モデルの構築に取り組んできた。
今回の取り組みでは、オフィスフロア3階から27階までの共用廊下を対象に、5台の清掃ロボットが自律清掃を行う。ロボットは主に利用者の少ない夜間帯に稼働。クラウド通信を介してエレベーターと連携し、自動でフロア間を移動する。人の手を頼ることなく複数フロアにわたる広範囲の清掃を手掛けている。
また、セキュリティや防火上の理由から常時閉鎖されている防火戸とも連携し、ロボットの接近に応じて扉が自動で開閉する仕組みを構築。バックヤードと清掃エリア間をロボットが自律的に往来できるようにした。ロボットの保管や充電、日常的なメンテナンスがバックヤードで行えるため、建物の美観や利用者動線に配慮した運用が実現した。
今回のシステムは、Octa Roboticsが提供するロボット連携プラットフォームと、アイウイズロボティクスの清掃ロボットを活用。大和ライフネクストは建物管理の運営設計と統括を担い、各社の技術やサービスを組み合わせ、建物設備とロボットを連携した管理モデルを構築した。
大和ライフネクストは、ロボットによる定時、定ルートでの清掃に、清掃スタッフによるきめ細かな対応を組み合わせることで、効率化だけでなく、安定した管理品質の維持と向上を両立している。3階から27階までの共用廊下を5台の清掃ロボットが自律清掃することで、清掃業務における人的作業負荷を約6割削減することを見込む。導入効果の試算では、ロボットの活用により、将来は導入コストを上回る投資対効果も見込んでいるという。
大和ライフネクストは今後、淀屋橋ゲートタワーでの運用を通じて、建物設備とロボットを連携させた管理手法の高度化を図る。
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