アマノは、エレベーターやセキュリティシステムと連携し、複数フロアの自律清掃に対応する業務用ロボット掃除機「RAPiiTT」を発売した。
アマノは2026年7月16日、業務用ロボット掃除機「RAPiiTT(ラピット)」を発売したと発表した。エレベーターやセキュリティシステムと連携し、複数フロアの自律清掃に対応する他、AIによる人と物の識別が可能。複数台のロボットを一元管理で可能なクラウドサービスも提供し、清掃現場のDXを支援する。
清掃業界では人手不足の深刻化や清掃品質の均一化ニーズを背景に、ロボット活用が期待されている。一方で、ロボットの操作の難しさや運用負荷、フロア間移動に人手を要することなどが課題となっている。
RAPiiTTは、アマノが2014年から培ってきた清掃ロボットの導入/運用ノウハウを基に開発した。小型床洗浄ロボット「HAPiiBOT(ハピボット)」の運用で蓄積した現場データや自律走行技術に加え、Preferred RoboticsのAI/自律移動ソフトウェアの搭載により、高い自律走行性能と清掃性能を実現した。
RAPiiTTはエレベーターやセキュリティシステムと連携し、建物内を自律的に移動しながら清掃を行う。従来は人手で行っていたロボットのフロア間搬送作業を削減し、複数フロアにまたがる清掃業務の自動化を支援する。大型商業施設やオフィスビルなど複数階にフロアが分散する施設で、建物全体を通した効率的なロボット清掃の運用を支援する。
安全面では、画像AIによって人と物を識別し、人が接近した場合は停止して十分な距離を確保して回避するなど、施設利用者に配慮した運転を行う。また、床面近くの障害物を検知するLiDARや段差を検知する光学式センサーを備え、障害物への対応や階段などからの落下防止を図っている。
清掃機構には、サイドブラシとロールブラシ、サイクロン集じん方式を採用。最大清掃幅は500ミリで、大きなごみから粉じんまで幅広く回収する。モーター音や排気音を低減するノイズリダクション設計により、静音性が求められる環境でも運用しやすい設計とした。
操作に迷わないシンプルなタッチパネルを搭載し、誰でも簡単に取り扱いできる。バッテリーは工具不要で交換しやすい構造とし、自動充電ドッグにも対応している。
また、アマノのロボットクラウドサービス「AMANO Robot Cloud」と連携することで、クラウド上で複数台のロボットの遠隔監視や運用管理、遠隔操作などが行え、管理者の負担を軽減する。クラウド上のデータは国内のデータセンターで管理している。
アマノではロボットの開発/製造からクラウドでのデータ管理、運用サポートまでを一貫して提供することで、安定したロボット運用を支援する。
FM:日立、エレベーターを「フィジカルAI」へ 新型機で設備データ活用を加速
FM:自走式ロボの集品システム導入、1日5万オーダー対応の新センター コープ自然派
FM:NEC玉川事業場の新棟で自律巡回ロボットによる設備点検を実証 ugo mini導入
FM:市役所でロボットが各フロアに物品を配送、戸田建設/相模原市らが走行実証
FM:アイリスグループが警備ロボット事業に本格参入 SEQSENSEを子会社化
FM:ロボットが昼夜問わず公道を巡回警備、赤坂インターシティAIRで導入Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
人気記事トップ10