CORDERは、ゼネコンでの積算業務に関する実態調査の結果を発表した。調査の結果、積算担当者の3人に2人が50代以上となった一方、20〜30代はわずか15.0%に留まる「極端な高齢化」が判明した。また、残業規制適用後も3人に1人が「打刻外業務」に従事している実態、若手教育の最大の課題が「人材定着」にあることも浮き彫りとなった。
CORDERは2026年7月23日、ゼネコン(総合建設会社)の積算業務に関する実態調査の結果を発表した2025年12月17〜30日にインターネットで実施し、全国20〜79歳の建設業従事者のうち、ゼネコンで積算業務を担当する113人が回答した。
回答した積算担当者の年齢構成は、50代が31.0%、60代以上が34.5%で、50代以上が全体の65.5%を占めた。一方、20代は5.3%、30代は9.7%にとどまり、20〜30代を合わせても15.0%となった。
ベテラン層と若手、中堅層との人数差が大きく、技術継承を担う世代が不足している実態が浮き彫りとなった。CORDERは、「数年以内に組織的な技術継承が困難になるリスクが高まる」と分析している。
勤務実態では、33.6%が勤務時間として打刻した時間以外にも、業務をしたことがあると回答した。2024年4月に建設業へ時間外労働の上限規制が適用された後も、約3人に1人が打刻外業務に従事している状況が分かった。
若手への技術教育については、60.2%が「不十分」と回答。教育上のハードルとして多かったのは「人材定着」で、56.9%。次いで「積算精度の低下(数量)」が49.2%、「積算精度の低下(コスト)」が47.7%だった。
今回の調査結果を受け、CORDERは積算部門の維持にはDXによる業務効率化、労働環境の改善に加え、「専門性を有する外部パートナーへの積算業務のアウトソーシングを組み合わせることが重要だ」としている。
調査期間:2025年12月17〜30日
調査方法:インターネットアンケート調査
調査対象:全国20〜79歳男女の建設業従事者のうち、現在総合建設会社(ゼネコン)に務めており、主に担当している業務が「積算」の方
調査人数:113人
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