鹿島建設、山岳トンネル工事の装薬作業を遠隔化 1孔約1分で完了山岳トンネル工事

鹿島建設は、山岳トンネル工事の遠隔爆薬装填法を開発した。

» 2026年06月25日 19時00分 公開
[BUILT]

 鹿島建設は2026年6月17日、山岳トンネル工事の自動化施工システム「A4CSEL for Tunnel」において、装薬作業の安全性と生産性を向上する遠隔爆薬装填(そうてん)法を開発したと発表した。

 岐阜県下呂市で施工中の「令和4年度 41号門原1号トンネル工事」に適用し、遠隔装填から発破まで安全に実施できることを確認した。

遠隔爆薬装填法の現場適用状況 遠隔爆薬装填法の現場適用状況 出典:鹿島建設プレスリリース

 遠隔爆薬装填法は、ドリルジャンボの穿孔完了後、装填パイプや装填ホース、親ダイ装填治具から成る一式を後付けで設置する。有線雷管の親ダイを装填治具にセットしてエア圧送し、その後、粉体爆薬をエア圧送して装填が完了。作業者は切羽天端から45度のライン外の安全な位置で装薬を実施できる。

遠隔爆薬装填法の概要 遠隔爆薬装填法の概要 出典:鹿島プレスリリース

 特殊な装置や専用の装填台車を必要とせず、導入コストを抑えられる。ドリルジャンボへ装填治具を後付けするため、重機の入れ替えが不要でサイクルタイムを短縮。遠隔作業でありながら1孔当たりの装薬時間は約1分と、従来と同等の作業時間で実施できる。

 鹿島建設は今後、新技術について国内の山岳トンネル工事への展開を進め、A4CSEL for Tunnelによる掘削作業の自動化技術開発を継続する。

遠隔爆薬装填法の概要 遠隔装填の実施状況 出典:鹿島プレスリリース

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