タダノが70トンクレーンを電動化 GX高所作業車やVR技能教育も展示第8回 国際 建設・測量展(3/3 ページ)

» 2026年07月24日 10時21分 公開
[加藤泰朗BUILT]
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 屋外ブースでも環境配慮のGX建機として、油圧ユニット用バッテリーにリチウムイオンバッテリーを採用した配電工事用高所作業車「AT-146TE」を展示した。

配電工事用高所作業車「AT-146TE」。油圧ユニットバッテリーに、新たにリチウムイオンバッテリーを採用 配電工事用高所作業車「AT-146TE」。油圧ユニットバッテリーに、新たにリチウムイオンバッテリーを採用
AT-146TEの操作パネル AT-146TEの操作パネル

実機に近い操作を学べるVRクレーンシミュレーター

 環境対応製品と併せて、多くの来場者が足を止めていたのが、2026年内の発売を予定する教育用シミュレーター「Lift Training Simulator」だ。体験コーナーには長い順番待ちの列ができ、待っている間も担当者に機能や活用方法を尋ねるなど、関心の高さがうかがえた。

 シミュレーターでは、実機と同じ操作レバーとペダルを備えた専用デバイスをPCに接続し、使用者はVRゴーグルを装着してクレーンの操作を学ぶ。360度のVR空間に、荷の揺れやブームのたわみ、クレーンの動特性などを再現し、実機に近い操作感を体験できる。

教育用シミュレーター「Lift Training Simulator」の構成。実機と同じ操作レバーとペダルを取り付けている 教育用シミュレーター「Lift Training Simulator」の構成。実機と同じ操作レバーとペダルを取り付けている

 VRコンテンツのトレーニングコースには、無線で合図を受けながら視認できない場所へ荷物を運ぶ「現場作業」、荷崩れなどの事故を再現する「安全教育」、移動式クレーン運転実技教習の経路と採点基準を再現した「教習所」などを用意。操作結果を数値化するスコアリング機能も備え、移動式クレーン運転実技教習に向けた練習やクレーンオペレーターの安全教育、技能向上などへの活用を想定している。

 担当者は「現場のニーズから生まれた製品だ。実機ではなかなか失敗を繰り返すことはできない。シミュレーターであれば、何度も失敗を経験しながら操作を身に付けられる」とVRトレーニングのメリットを強調した。

トレーニング対象として、多様なクレーン機種が用意されている トレーニング対象として、多様なクレーン機種が用意されている
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