Arentは、プラント建設向け3DCADソフトウェア「Plant 3D」用アドイン「ASPO」シリーズβ版の提供を開始した。配管サポート材の製作用図面を自動生成し、スプール図の作成や現場進捗情報と連携して工事管理も支援する。
Arentは2026年5月28日、Autodeskのプラント建設向け3DCADソフトウェア「Plant 3D」用アドイン「ASPO」シリーズのベータ版(Ver.0A)の提供を開始した。配管サポート材の製作用図面を自動生成する「ASPO Support Fab」と、スプール図の作成や施工管理を支援する「ASPO Spool Manager」で構成する。
ASPO Support Fabは、Plant 3D上のモデル情報から配管サポート材の製作用DWGを自動生成するツールだ。シュー、クランプシュー、ガイド、ストッパー、トラニオン、パッド、Uボルトという7種のサポート材に幅広く対応する。従来は1枚当たり約30分かかっていた作図作業を約5分にまで短縮し、最大83%の工数削減が可能だ。
また、設計変更時にはモデル情報と同期しながら図面を更新できる。中小規模プロジェクトでは約1000枚の図面作成に対し、約125万円のコスト削減効果が見込める。
ASPO Spool Managerは、スプール図の作成や管理業務を支援する。施工条件や現場状況を踏まえた配管のスプール分割を助ける半自動スプール分割機能を搭載した。スプール図の生成に加え、Spool IDの自動付与、溶接マークの自動記入、BOMの自動作成、溶接IDや現場進捗情報と連携した工事管理機能も備える。
プラント建設業界では詳細設計工程まで3DCADの活用が進んでいる一方、施工準備工程では設計データの活用が限定的。特に配管サポート材の製作用図面やスプール図の作成では、担当者の経験やノウハウへの依存度が高く、膨大な作業工数や設計変更時の手戻りが深刻な課題となっていた。
日本語正式版は2026年7月末のリリース予定で、ツールの提供を通じ、属人化を排した効率的な施工準備体制の構築を後押ししていく。
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