清水建設、26年3月期の売上高は2兆578億円 建設事業は前期比7%増2026年3月期決算

清水建設は2026年3月期連結決算を発表し、完成工事高の増加と国内建築工事の採算改善などを背景に、売上高は前期比5.8%増の2兆578億円、営業利益は同67.1%増の1186億円となった。個別ベースの受注高は同35.2%増の1兆8981億円に拡大した。

» 2026年05月12日 19時00分 公開
[BUILT]

 清水建設は2026年5月12日、2026年3月期連結決算を発表した。売上高は開発事業などの売り上げが減少した一方で、完成工事高の増加により前期比5.8%増の2兆578億円となった。営業利益は国内建築工事の工事採算改善などを受け、前期比67.1%増の1186億円、経常利益は同70.7%増の1223億円となった。親会社株主に帰属する当期純利益は、投資有価証券売却益の計上などにより同91.8%増の1266億円だった。

建設事業が前期比7.0%増の1兆4774億円に

 事業別では、建設事業の売上高が前期比7.0%増の1兆4774億円となり、セグメント利益は工事採算改善により同60.7%増の906億円となった。道路舗装事業は売り上げが同2.5%増の1683億円、セグメント利益は同7.0%増の105億円だった。一方、投資開発事業は売り上げが同0.8%減の531億円、セグメント利益は同0.8%減の167億円となった。

 エンジニアリング事業/グリーンエネルギー開発事業/建物ライフサイクル事業などを含むその他事業は、売上高が前期比1.5%減の4892億円となったものの、国内外建設子会社の工事採算改善により、セグメント利益は同22.4%増の305億円となった。

 また、2026年3月30日付で、海洋/陸上土木工事や地盤改良に強みを持つあおみ建設を子会社化した。土木事業や成長が期待される洋上風力事業分野でのシナジー創出を狙う。

受注高は35.2%増、国内民間建築がけん引

 個別ベースの受注(契約)高は前期比35.2%増の1兆8981億円となった。うち建設事業は同41.3%増の1兆8045億円で、建築分野が同38.4%増の1兆4505億円、土木分野が同54.8%増の3539億円だった。国内民間受注は同36.7%増の1兆3918億円、国内官公庁受注は同55.1%増の2803億円となった。海外受注も同70.1%増の1323億円に拡大した。

 主な受注案件としては、建築では中央日本土地建物の「内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業A棟新築工事」、赤坂七丁目2番地区市街地再開発組合の「赤坂七丁目2番地区第一種市街地再開発事業施設建築物等新築工事」、シンガポール共和国政府の「アレクサンドラ総合病院外来病棟 新築工事」、土木ではJR東海の「中央新幹線第二大井トンネルほか新設」、環境省の「令和7〜10年度中間貯蔵大熊地区受入分別処理/貯蔵工事」など。

2027年3月期は売上高12.3%増の2兆3100億円を見込む

 2027年3月期の連結業績予想は、売上高を前期比12.3%増の2兆3100億円、営業利益を同28.9%増の1530億円、経常利益を同21.0%増の1480億円、親会社株主に帰属する当期純利益を同2.7%増の1300億円と見込んでいる。

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