積水ハウスは、新築住宅の基礎工事で使用する型枠に温度センサーを取り付けてコンクリートの初期養生時の温度を連続的に計測し、強度をリアルタイムに算出/可視化する新システムを2026年8月から全国で順次導入する。
積水ハウスは2026年3月25日、住宅基礎工事の型枠に取り付けた温度センサーでコンクリートの初期養生時の温度を連続計測し、クラウド上で強度をリアルタイムに算出/可視化する「SHセンサ型枠システム」を開発したと発表した。2026年1月末からパイロット運用を始めており、8月から全国で順次運用を開始する。
住宅の基礎工事では、脱枠前にテストピースを試験場へ持ち込み、一軸圧縮試験で強度を確認するのが一般的だ。新システムは、型枠に設置した温度センサーで打設後のコンクリート表面温度を測定し、現場内のWi-Fiを通じてデータをクラウドに自動送信する。国土交通省告示で認められた強度算定式に基づき、強度の状況をタイムリーかつ連続的に確認できるため、品質を確保しつつ、適正なタイミングで脱枠が可能になる。
テストピースの採取や試験場での圧縮試験が不要となることで、1現場当たり平均約1時間の回収/運搬作業が削減される。また、圧縮試験で発生していたテストピースの破砕処理が不要になるため、全国展開後には年間約108トンの廃棄物削減が見込まれる。
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