リコージャパンは、東京都建設局が推進する石神井川護岸整備事業に伴う河川管理用道路の設計業務に「RICOH Virtual Workplace」を提供した。VR空間に道路設計案を再現し、関係者間の情報共有や合意形成の迅速化を支援した。
リコージャパンは2026年3月19日、東京都建設局が進める石神井川護岸整備事業に伴う河川管理用道路の設計業務に「RICOH Virtual Workplace」を提供し、VR空間で設計案を可視化してシミュレーションを行うことで、関係者間の情報共有と合意形成の迅速化につなげたと発表した。
RICOH Virtual Workplaceは、複数の3Dデータを組み合わせてVR空間上で計画構造物と周辺環境を可視化し、関係者がヘッドマウントディスプレイを通じて完成後の現地にいるような臨場感を体験できる。計画/設計内容や施工上の課題を共有しやすくなり、施工着手後の変更や手戻りの回避、設計検討業務の効率化に寄与する。
石神井川護岸整備事業では、護岸上に計画された河川管理用道路の設計案をVR空間上に再現した。
石神井川は、流域内の人口が多く資産価値が集積した都市河川で、東京都は市街地の災害対策に向けて護岸整備を進めている。設計業務はインフラ整備のノウハウを持つドーコンが受託。ドーコンは岩崎の紹介をきっかけに、リコージャパンと連携してRICOH Virtual Workplaceを採用した。
事業では、地元住民を含む事業関係者間で、周辺環境への影響に関する情報共有が課題となっていた。従来は図面確認や現地調査によって、歩行者目線でのスロープの視認性、車両や人の通行スペースの利便性、近隣の駐輪場などへの安全性を検証していた。
今回はRICOH Virtual Workplaceを活用し、発注者と受注者がVR空間内を一緒に歩きながら検証を実施。護岸と橋の接続部の高さの差異や、施工後に想定される沿道と住居入口との高さの差異といった細部の取り合いについても、改善イメージを書き込みながら議論を重ね、齟齬のない情報共有と円滑な合意形成につながったという。
リコージャパンは今後、パートナーとの協働を深めながら、インフラを含むさまざまな領域でRICOH Virtual Workplaceの活用を進めるとした。
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