ライカジオシステムズは、エッジAIを搭載した測量向けロボティックトータルステーション「Leica TS20ロボティックトータルステーション」を発売した。エッジAIにより、天候や視界条件に左右されない「止まらない測量」が可能となり、再測や現場作業中断による手戻りが激減する。
Hexagonグループのライカジオシステムズは2026年4月6日、エッジAIを搭載したトータルステーション「Leica TS20ロボティックトータルステーション(以下、TS20)」の国内販売を開始した。
新製品は、測量士のワークフローを徹底的に理解したうえでゼロから設計されたトータルステーション。AIと堅牢性を備え、現場作業の高速化、日常業務の効率化、そしてミスの削減を実現する。
業界初を謳うトータルステーションへのエッジAIの搭載で、天候や視界条件に左右されにくい測量が可能になる。エッジAIの主な機能では、ATR(自動ターゲット認識)により、雨や霧などの環境下でもターゲットの検索や照準、測定を自動化。「AI-Detect」では、プリズムやターゲットの不一致を検出し、人的ミスも低減する。
ハードウェア面では、IP66等級の防塵/防水性能を備え、粉塵や降雨環境でも作業を継続できる。
また、新型EDMシステムで距離測定の速度や精度が向上。高速プロセッサにより、起動時間が短縮し、データ処理速度もスピードアップ。メンテナンスフリーの高速モーターも採用し、動作速度が上がった他、信頼性と所有コストの削減にもつながる。
通信機能も強化し、クラウド連携でソフトウェア「Leica Captivate」と計測データを自動同期できる。現場と事務作業の情報共有を容易にし、モバイルネットワークやWi-Fi、Bluetoothにも対応する。
今後は、盗難時のリモートロックや位置追跡を可能にする「GeoCloud Protect」の追加の他、遮蔽物があっても追跡を継続するエッジAIの機能「AI-Follow」の追加リリースも計画している。
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