ワキタは、港湾工事の自動化に対応するグラブ浚渫船自動化システムを開発した。遠隔操縦装置と自動制御ソフトを組み合わせ、各船を最適に制御する。
ワキタは2026年4月10日、既存のグラブ浚渫船に後付けで自動施工機能を付与できる「グラブ浚渫船自動化システム」の提供を開始したと発表した。各船向けにカスタマイズした遠隔操縦装置と自動制御ソフトを連携させることで、最適な制御を可能にする。
新システムは、複雑な浚渫施工の主要動作を自動化することで、オペレーターの負担軽減や長時間連続運転、ヒューマンエラーの抑制、動作の最適化による省エネ化/燃料費削減などの効果を見込む。今後、多様な現場への展開を進める計画だ。
ワキタはこれまで、重機に後付けできる汎用遠隔操縦装置「XAURS(サウルス)」を展開してきた。今回、XAURSで培ったノウハウを生かし、船室に合わせた遠隔操縦装置と、浚渫船施工の動作を自動化する自動制御ソフトを組み合わせたシステムを開発した。
自動化の対象は、計画掘削位置への旋回を起点に、バケットの巻き下げ/掘削(バケット閉じ)/巻き上げ、土運船への旋回/積み込みを経て、次の計画掘削位置へ旋回するまでの一連の作業。
一定のサイクルタイムと施工精度を維持することで、施工品質を均一化する。また、高度な技術や熟練を必要としない操作体系により、若手技術者の育成負担の軽減にも寄与。操縦データのロギングもに対応し、将来の自律運転に向けたデータ活用も可能だ。
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