福岡県福岡市西区の「マリノアシティ福岡」跡地に、九州最大の店舗数となるアウトレットモールが2027年春に誕生する。大本組の施工で既存棟のリニューアルと新棟を建設し、総延べ床面積は約11.7万平方メートルとなる見込み。
三井不動産と福岡地所は2025年11月5日、福岡県福岡市西区小戸二丁目の「マリノアシティ福岡」跡地で計画していた商業施設「(仮称) 三井アウトレットパーク 福岡」が着工したと発表した。大本組の施工で、2027年春の開業を予定しており、総延べ床面積は約11万7800平方メートルとなる見込み。
建設地は福岡県福岡市西区小戸二丁目12他。2024年8月に閉館したマリノアシティ福岡跡地で、敷地面積は約8万5200平方メートル。計画ではアウトレット棟を建替え、一部既存建物はリニューアルして再活用する。
敷地は幹線道路「マリナ通り」に接し、福岡高速環状線「愛宕」ICから約2キロと至近で、広域アクセスに優れている。最寄りの福岡市地下鉄空港線「姪浜」駅は、「福岡空港」駅から約25分と、福岡空港、博多駅、天神からの交通利便性も高い。
基本設計は東急設計コンサルタントと大本組、基盤整備設計は東急設計コンサルタント。実施設計と施工は大本組で、環境デザインはノンスケール。
施設はアウトレットショッピングに加え、飲食ゾーンなど、バラエティー豊かな約200店舗が集積する九州最大の店舗数を誇るアウトレットモールとなる。また、海辺の立地環境を生かした広場を整備する。環境配慮では、新築建物には太陽光パネルを設置し、高効率設備の採用、省エネアイテムの導入などでCO2排出量の削減をはじめとしたESG課題の解決に取り組む。
建物規模は、新築棟がRC造/地上2階建て、延べ約4万3800平方メートル。既存リニューアル棟が鉄骨造/地上4階建て、延べ約2万4700平方メートル。
併設する立体駐車場の新棟は鉄骨造/地上6階建て、4階建て、延べ約3万7400平方メートル。立体駐車場の既存リニューアル棟は鉄骨造/地上4階建て、延べ約1万1900平方メートル。
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