プラスとテクノフェイスはオフィスレイアウトを自動生成するAIエンジンの共同開発契約を締結した。
プラスは2025年10月2日、AIの研究開発を手掛けるテクノフェイスと、オフィスレイアウトを自動生成するAIエンジンの共同開発に着手すると発表した。オフィスづくりの初動プロセスを効率化することで、顧客の迅速な意思決定を支援する。
開発するエンジンには、ブラウザ上で座席数や個室数などの条件を入力することで、AIが対象範囲の躯体情報と与件を解析/判断し、オフィスレイアウトを自動生成する仕組み。まずは「テストフィットプラン」と呼ばれる事前検証レベルのレイアウトの自動生成に取り組む。生成されたレイアウトデータはDXF形式に変換可能で、CADで読み込むことで設計業務にそのまま展開できるよう計画している。
企業のオフィスづくりは、多様な選択肢の中から意思決定を行うため、可視化された資料が求められる。新エンジンによりオフィス計画の起点となるレイアウトが自動生成されることで、デザイナーの工数削減をはかり、顧客の正確かつスピーディーな意思決定を後押しする。
両社はプラスがこれまで培ってきたオフィスレイアウトの設計手法を分析し、テクノフェイスのAIテクノロジーの知見と照合、さまざまな検証を通じてAIによる自動生成の実現可能性を模索してきた。実現のめどが立ったことから、2025年7月にオフィスレイアウト自動生成エンジンの共同開発契約を締結した。
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