三菱地所、三菱地所レジデンス、三井不動産レジデンシャルは、東京都葛飾区のJR金町駅前再開発で、街区名称を「クロス金町」、商業施設名称を「MARK IS 葛飾かなまち」に決定した。40階建て超高層マンションと商業施設の複合開発で、5階建て商業施設には旧イトーヨーカドー金町店屋上で運営していた「金町自動車教習所」もリニューアルオープンする。
三菱地所など3社は2025年5月20日、東京都葛飾区の「東金町一丁目西地区市街地再開発事業」の街区名称を「クロス金町」、商業施設名称を「MARK IS 葛飾かなまち」に決定したと発表した。
計画地は、JR「金町」駅北口西側エリアの約3.0ヘクタール。I期開発では区の街づくり用地で、S造地下1階/地上5階建て屋上に自動車教習所を備える商業施設が2025年7月中旬に完成する。II期は既存建物の解体後に2026年8月の着工で、S造地下1階/地上4階建て公益施設を含む商業棟と、RC造地下1階/地上40階建て超高層マンションを整備し、2030年11月の竣工を予定している。クロス金町の敷地面積は約2万4755平方メートル、総延べ床面積は約15万9310平方メートル。
街区名のクロス金町は、東京理科大学や葛飾にいじゅくみらい公園との“交点”という立地特性から命名。商業施設のMARK IS 葛飾かなまちは、三菱地所が展開する「MARK IS」シリーズとしては全国で4施設目となり、都内では初の展開となる。
商業施設のコンセプトは「金町プロムナードマーケット」。地域住民の日常利用を想定し、アパレルや食料品、スイーツなどを含むさまざまな店舗を展開する。旧イトーヨーカドー金町店は、「ヨークフーズMARK IS葛飾かなまち店」として再出店する。
1960年に日本初の商業施設屋上に開設した「金町自動車教習所」も、新たな商業施設の屋上に再オープン。新たな設備を備え、普通自動車から高齢者教習まで幅広い年代の課を対象に、時代に沿った教習サービスを提供する。
1期の商業施設は、地下1階に定期1200台、一時200台対応の公共自転車駐車場「東金町地下自転車駐車場」とし、2025年8月1日に供用開始する。
1階はイトーヨーカドーがヨークフーズに生まれ変わり再出店。2階は家電専門店「ジョーシン」をはじめとするデイリーユース、3階は関東初出店の「すみっコぐらしあそびスタジオ」やアミューズメント施設「ナムコ(予定)」など。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.