ユビテックは、作業者の安全見守りサービス「Work Mate」の対応端末に、ウェアラブル機器「Polar 360」を追加した。スマートウォッチよりも小型軽量で、細かい作業の際に現場作業員の邪魔にならない。
ユビテックは2025年5月13日、作業者の安全見守りサービス「Work Mate」の対応端末に、ウェアラブル機器「Polar 360」を2025年6月に追加すると発表した。
Work Mateは、「労災事故の早期発見、未然防止」をコンセプトに、現場作業員の転倒や転落、体調変化、注意力低下などをリアルタイムで検知し、労災事故の予兆をとらえるサービスだ。これまではスマートウォッチを介して利用する仕組みだったが、機械修理などの一部現場ではスマートウォッチが作業の妨げになっていた。
Polar 360はサイズが39.0×27.0×10ミリ、重さが17グラムとスマートウォッチよりも小型かつ軽量で作業時に邪魔にならず、約5日間連続で稼働する。
Polar360は、ディスプレイは備えていないため、通知はスマートフォンアプリの画面や音声で知らせる。熱中症予兆や転倒、疲労度、注意力低下などの各種バイタル情報と位置情報といったWork Mateが検知する全ての情報をスマートフォンアプリ経由で把握できる。
ユビテックは今後、「ヒト」にまつわるデータの価値創造を最優先し、AIやデータ活用の専門的技術を高め、危険予知/予防のサービスを展開する計画だ。
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