2025年オリコン顧客満足度調査「ハウスメーカー/注文住宅」で、スウェーデンハウスが2015年の調査開始以来、11年連続総合1位となった。新築で建てた居住者から、「住居の気密性の高さ」などの住宅性能が高く評価された。2位は、前回4位からランクアップした住友林業とヘーベルハウスが同点となった。
oricon MEは2025年2月3日、2025年オリコン顧客満足度調査「ハウスメーカー/注文住宅」の結果を公表した。2015年から調査を開始して11回目となる。
調査は、過去12年以内に新築した注文戸建て住宅に在住の全国の1万7567人にインターネットでアンケートを実施した。調査対象企業は52社で、建物の構造や間取り、設備、内装などを自分の希望通りにできる注文住宅を施工/販売し、支店など複数の営業所を展開するハウスメーカー、ビルダー、工務店。
■スウェーデンハウスが2015年の調査開始以来、11年連続総合1位
■住友林業は4位から総合2位へランクアップ
■「鉄骨造」部門はヘーベルハウスが10年連続1位
■積水ハウスが「近畿」「中国/四国」で5年連続1位
満足度総合ランキング1位は、11年連続でスウェーデンハウスとなった。2021年から5年連続でランクイン企業唯一の80点台を記録しており、高得点が並ぶ当ランキングのなかでもとくに高い満足度を獲得し続けている。
評価項目別では、「モデルハウス」「営業担当者の対応」「価格の納得感」「住居の性能」「保証内容」など全13項目で1位。全評価項目での1位は、5年連続となった。
中でも、“断熱性や気密性の高さ、耐震性/免震性などを評価した「住居性能」は86.3点と、全項目で最も高い得点となり、ランクイン企業平均との得点差が大きかった。
住居性能を構成する項目のうち、“住居の気密性の高さ”の得点が高い結果となった。建てた人からも、「断熱性能が良く床暖房を付けなかったが、一年中裸足で過ごせる」「3枚ガラスと木製サッシで断熱性能が高い」など、“断熱性や気密性の高さ”を評価する声が多く、住居性能の得点が総合評価に大きく影響していることがうかがえる。他に、「保証内容(=保証期間の長さや内容の充実さなどを評価)」は、住居の性能の次にランクイン企業平均と得点差が開いた。
部門では、地域別「首都圏」、年代別「40代」、工法別「木造住宅」、築年数別「2〜6年以内」「7〜10年以内」、価格帯別「3000〜4000万円未満」で1位。「木造住宅」部門では2015年から11年連続1位と継続して高い評価を獲得している。
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