三井住友建設は、千代田測器と共同開発した「ワンマンレベルによる測量システム」を、橋梁上部工の現場に初適用した。
三井住友建設は2025年2月13日、スマートデバイスを活用した「ワンマンレベル測量システム」を千代田測器と共同開発し、橋梁(きょうりょう)上部工の現場に初適用したと発表した。新システムを導入することで、デジタルレベルを遠隔操作して高精度なレベル測量を1人で行える。
新システムは、カメラと回転台を装備したオートフォーカス付デジタルレベルと、専用のスタッフ(標尺)で構成。スマートデバイスを使用して遠隔から回転/視準/測量/計算といった一連の作業が行える。測量点座標を事前に入力し、自動回転、自動視準を行うことで、スタッフを測量点に設置する作業員1人で、全ての測量作業を完結可能だ。また、1キロ往復標準偏差0.2ミリの1級デジタルレベルを使用し、高い精度を確保している。
計測値はシステムが自動計算し、クラウド上に保存する。これにより測量作業の施工管理に要する延べ拘束時間を半分程度に短縮し、計算ミスなどのヒューマンエラーを防止する。
三井住友建設と千代田測器は今後もシステムの改良を進めるとともに、外販も予定している。
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