清水建設は、オプティムの高精度3Dデータを取得できる測量と業務効率のアプリ群「OPTiM Geo Scan」で、5ライセンス以上の年間契約となるコーポレートライセンスの採用を決めた。伴走型サポートやレンタルスキームなどを決め手に挙げている。
オプティムは2024年12月、建設現場向けモバイル統合運用ソリューション「OPTiM Geo Scan」のコーポレートライセンスを清水建設が導入開始したと発表した。
Geo Scanは、3次元測量やGNSS測量、数量計算、図面作成、3次元設計データ作成などが可能な測量と業務効率化のアプリ群だ。5ライセンス以上の年間契約をコーポレートライセンスとして提供している。
複数ライセンスを導入した場合、各現場での必要機器等の調達や資産管理、活用状況の把握や技術的なフォローなどの煩雑さが課題となる。そのため、コーポレートライセンス向けに伴走型で、各現場で必要な機器や位置情報補正サービス、データ通信などの調達や実装、技術的な支援までを遠隔、または直接現場でサポートする。必要な機器は購入ではなく、レンタルなので契約企業の資産管理が不要となる。
清水建設の土木部門では、現場の効率化や省力化を目的に、2022年2月にGeo Scanを採用しており、2年半で国内全地域や海外23以上の現場で、工種や発注者問わず幅広く使用している。今回のコーポレートライセンス導入に至った理由としては、「Geo ScanはCADソフトやOffice製品のように、建設業界の新しいインフラになっていく」と評し、製品コンセプトや導入実績、伴走型サポート、デバイス調達や資産管理を伴わない機器のレンタルスキームを挙げている。
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