東亜建設工業は、即戦力となる人材の確保と組織の活性化を目的に、自社を退職した人材を積極的に採用する「カムバック採用」を推進する。新たにカムバック採用専用サイトを開設し、退職者向けに、採用イベントの情報やこれまでの経験に合致したカムバック専用求人などを配信する。
東亜建設工業は2024年9月12日、即戦力となる人材の確保と組織の活性化を目的に、自社を退職した人材を積極的に採用する「カムバック採用」を推進すると発表した。過去に活躍した人材が再び自社で働く機会を創出することで、多様で多才な人材の採用をより一層強化する。これにより、事業の拡大を推進する組織作りと人材育成を両立させ、企業価値向上や事業を通じた社会課題の解決を図る。
対象者は、東亜建設工業で総合職(事務技術職)として勤務経験がある自己都合退職者。選考については、書類審査や面接試験など通常のキャリア採用と同様の過程を経て決定する。
退職者がすぐに選考を希望する場合は、キャリア採用のWebサイトから直接応募。時間をかけて検討したい場合、カムバック採用専用サイトに登録すると、採用イベントの情報や、これまでの経験に合致したカムバック専用求人などを閲覧できる。なお、カムバック採用サイトは、リクルートのカムバック採用支援サービス「Alumy(アルミ―)」を利用している。
労働力人口の減少に伴い、建設業界でも担い手不足への対応が喫緊の課題となっている。東亜建設工業は過去に活躍し、退職した人材を貴重な人的資本であると捉え、カムバック採用を推進することで自社の文化や業務に精通した人材の確保を目指す。人的な課題解決を図ると共に、他社での経験を通じて培われた新しい価値観や知見を社内に取り入れることで、組織のさらなる活性化につなげていく。
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