2024年秋開業の「TODA BUILDING」に建設業の魅力を発信するミュージアムを開設、戸田建設産業動向

戸田建設は、2024年11月に開業する東京都中央区京橋一丁目の大規模複合ビル「TODA BUILDING」に、建設業の魅力を発信する戸田建設グループのミュージアム「TODA CREATIVE LAB“TODAtte?”」を創設する。2025年初頭の一般公開を予定している。

» 2024年09月10日 11時00分 公開
[BUILT]

 戸田建設は2024年9月9日、没入感のある映像技術などを活用し建設業の魅力を発信する戸田建設グループのミュージアム「TODA CREATIVE LAB“TODAtte?(トダッテ)”」を創設すると発表した。2024年11月に開業する東京都中央区京橋一丁目の大規模複合ビル「TODA BUILDING」の8階に開設し、2025年初頭の一般公開を予定している。

「TODA CREATIVE LAB“TODAtte?”」のエントランス 「TODA CREATIVE LAB“TODAtte?”」のエントランス 出典:「TODA CREATIVE LAB“TODAtte?”」ティーザーサイト
企業文化と継承ゾーン 企業文化と継承ゾーン 出典:「TODA CREATIVE LAB“TODAtte?”」ティーザーサイト

 ミュージアムでは、「企業文化と継承」「知恵と技術」「未来を考える」の3つのゾーンを通じて、戸田建設の歴史や保有技術、描く未来像などを伝える。来場者にグループと建設業の過去から現在、未来の姿を見て、体験してもらうことで、建設業やグループへの理解につなげていく。社会や生活者が抱えるさまざまな課題を共に考え、解決を目指していくミュージアムとして位置付けている。

 企業文化と継承ゾーンは、戸田建設の前身「戸田方」の創業から現在までのグループの歴史を木立を巡るようにたどって体験できる。知恵と技術ゾーンには、幅15メートルのダイナミックな巨大映像とジオラマを使い、より良い社会の実現に向けた「知恵」と社会課題に応える「技術」、社会資本を整備する建設の「仕事」を見渡せる大空間とした。未来を考えるゾーンでは、緑豊かな丘を模した360度円筒シアターで、価値ある未来を創造するための研究開発や体験、実験、他分野の先端企業との協創活動、グループの2050年の未来像を映し出す。

ALTALT 知恵と技術ゾーン(左)、未来を考えるゾーン(右) 出典:「TODA CREATIVE LAB“TODAtte?”」ティーザーサイト

TODA BUILDINGについて

 戸田建設は自社事業による本社建替えを含む大規模開発を推進しており、2024年11月にTODA BUILDINGとしてオープンを予定している。地下3階、地上28階建てで、建物高さは約165メートル、延べ床面積は約9万4813平方メートル。

 新本社ビルは都市再生特別地区や土地区画整理事業などの開発制度を活用。地域防災力の機能強化に加え、地域特性を生かし、建物低層部は新たな芸術/文化の拠点となる。上層部はテナント専用ビジネスサポート施設を有したオフィスフロアだ。戸田建設が入居するオフィスフロアでは、次世代オフィス環境に関する各種開発を実践する。

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