不動産情報サービスのアットホームは、不動産管理会社の賃貸住宅原状回復業務を効率化するコミュニケーションツール「原状回復コネクト(体験版)」の提供を開始した。
不動産情報サービスのアットホームは2024年7月18日、不動産管理会社向けに、賃貸居住用物件の原状回復業務支援ツール「原状回復コネクト(体験版)」の提供を開始したと発表した。
原状回復コネクトは、管理会社と原状回復工事の施工会社とのやり取りをブラウザ上の専用チャットで行うコミュニケーションツールだ。アットホームが提供する不動産業務総合支援サイト「ATBB(アットビービー)」と連携可能で、物件ごとの進捗管理や施工会社への依頼、情報共有が簡単に行えるため、原状回復業務の効率化を実現する。また、物件の修繕履歴の情報を蓄積できる。
体験版は無料で利用可能で、今後、利用者の意見を吸い上げてサービスの改善を重ねていく。
不動産管理会社は入居者から退去の申し出があると、施工会社と連携して原状回復工事のスケジュール調整や見積もりの手配などを行う。このやり取りは電話やメール、FAXなどが主流で、進捗管理や作業履歴の情報管理に手間がかかっていた。
原状回復コネクトを導入して情報をチャットに集約することで、進捗を可視化し、業務効率化につながる。また、ロスタイムを減らすスムーズなコミュニケーションが実現できるため、作業完了までの未入居期間の短縮にもつながる。
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