スマホ360度撮影向けのモーター駆動式自動回転雲台、建設/不動産業界用途製品動向

野原ホールディングスは、スマートフォンによる360度撮影に向けたモーター駆動式の自動回転雲台「Matterport Axis」の販売を開始した。価格は1万5180円。同社は、建設業界や不動産業界での用途を見込んでいる。

» 2022年09月02日 08時00分 公開
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野原ホールディングスは2022年7月、スマートフォンによる360度撮影に向けたモーター駆動式の自動回転雲台「Matterport Axis」の販売を開始すると発表した。価格は1万5180円だ(為替変動により価格改定の可能性あり)。

 同製品は、360度自動で回転するため、空間を高精度に360度撮影可能だ。付属リモコンにより、遠隔でも操作できる。

 従来スマートフォンを用いて360度撮影する場合、撮影者による手ブレや位置合わせの誤差を受けて、デジタルツインの品質が劣化することが課題となっていた。

 同社は、建設業界や不動産業界での用途を見込んでいる。建設現場では、同製品によりデジタルツインを用いた工事報告書を作成することで、現場の状況把握が容易となる。コンテンツはURLを伝えるだけで共有できるため、労働時間の短縮にも寄与する。

 また、不動産業界では、賃貸物件の管理や原状回復および修繕の証拠、入退去時の記録などに同製品を用いることで、視認性が高い業務報告を実施できる。

モーター駆動の自動回転雲台「Matterport Axis」 モーター駆動の自動回転雲台「Matterport Axis」 出典:野原ホールディングスプレスリリース

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