アドバンスト・メディアは、マンションの仕上げ検査などで利用されている建築工程管理プラットフォームサービス「AmiVoiceスーパーインスペクションプラットフォーム」について、病院、介護施設、工場、倉庫、学校、オフィスビルといった幅広い現場でも利用できるよう、音声認識エンジンを強化する。
アドバンスト・メディアは2024年6月25日、マンションの仕上げ検査などで利用されている建築工程管理プラットフォームサービス「AmiVoice スーパーインスペクションプラットフォーム」の音声認識エンジンを強化し、検査対象建築物の用途を拡大すると発表した。
AmiVoice スーパーインスペクションプラットフォームは、AI音声認識AmiVoiceを搭載した、iOS端末用の建築検査アプリプラットフォームサービス。音声入力により建築現場のデータ入力を高速化し、業務効率の向上を支援する。現在、配筋検査、配筋写真管理、建築仕上げ検査の3種類を提供している。
建築仕上げ検査機能には、マンションなど集合住宅向けエンジンを搭載し、年間1万ライセンス以上が利用されている。一方で、工場などマンション以外の現場は発話内容がやや異なるため、思うような認識率が出ないことが課題となっていた。
そこで今回、病院、介護施設、工場、倉庫、学校、オフィスビルといった幅広い現場向けに、2024年7月1日から、音声認識エンジンを強化する。さらに、音声認識エンジンにディープラーニング技術「Transformer」を実装し、従来の「DNN」を実装した音声認識エンジンと比較して、認識率を最大10%向上した。
新たに6つの現場に対応した音声認識エンジンの強化により、施設や部屋の名称、建設に使用する部材などが違う現場でも、専門用語まで高精度に認識できるようになった。さらに、マンション現場でも97.9%まで認識率を向上した。
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