吉野石膏は、製造工場への再エネ電力導入とバイオマスボイラーの活用により、石こうボード製造時のカーボンニュートラルを実現した。
吉野石膏(こう)は2024年3月19日、生産拠点への再生可能エネルギー由来電力の導入などにより、石こうボード製造時のCO2排出量を実質ゼロを達成したと発表した。
2023年10月、埼玉県八潮市の草加工場、千葉県袖ケ浦市の千葉第一工場で、石こうボード製造プロセスへの再エネ由来電力の導入を開始した。これにより年間約4100トンのCO2排出量を削減するとともに、木質バイオマスボイラーも併用することで、石こうボード製造時のカーボンニュートラルを実現した。
木質バイオマスボイラーは燃焼の際にCO2を排出するが、木の成長過程では光合成により大気中のCO2を吸収するため、排出と吸収によるCO2収支がゼロと見なされる。吉野石膏は現在、4工場で木質バイオマスボイラーを導入し、製造に必要なプロセス蒸気と電気を生成している。
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