アップフロンティアは、清水建設が参画する「豊洲スマートシティー」を3Dジオラマで再現した「豊洲Diorama Vision」を清水建設と共同開発した。3DジオラマはARで都市探索でき、スポット情報や推奨する観光コースを表示し、音声案内も備える。
アップフロンティアは2024年3月13日、豊洲の街を3Dジオラマで再現したAR(拡張現実)アプリケーション「豊洲Diorama Vision(ジオラマビジョン)」を清水建設と共同開発したと発表した。
3Dジオラマは、2023年9月に国内発売したARグラス「Magic Leap(マジック リープ) 2」を装着して街を散策する。3Dデータのベースには、国土交通省が提供する3D都市モデルのオープンデータ「PLATEAU(プラトー)」を用いて街全体を再現。3Dモデルを軽量化した他、海の表現やジオラマの土台だけでなく、最近完成した建物は個別に追加するなどの工夫で、臨場感ある快適なAR体験を可能にしている。
ジオラマ上に表示されるスポットピンを選択すれば、施設の詳細情報を表示するだけでなく、観光案内ロボットが、音声で施設の概要を案内する。豊洲スマートシティーの施設やイベントなどのデータ連携基盤となる都市OSとも連携し、リアルタイムの情報登録や更新も行う。
観光コースは5種類から選び、スポットを周るルートや移動手段、時間が表示され、観光案内ロボットが、コースの特徴を音声で案内する。
アップフロンティアは今後、Diorama Visionを他の都市でも展開していくとしている。
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