Beijing Roborock TechnologyとSB C&Sは、家庭用ロボット掃除機の新製品「Roborock Q Revo(ロボロック キュー レボ)」を発表した。コンパクトタイプの「4way全自動ドック」で水拭きモップの洗浄と乾燥、給水、ごみ収集を行える。2023年12月8日から全国のヤマダデンキなどで販売する。
Beijing Roborock TechnologyとSB C&Sは2023年11月28日、家庭用ロボット掃除機の新製品「Roborock Q Revo(ロボロック キュー レボ)」を発表した。ごみの吸引と床の水拭き掃除ができる一体型で、コンパクトタイプの「4way全自動ドック」にはモップの洗浄と乾燥、給水、ごみ収集が行える機能を搭載した。
同日から予約を受け付け、2023年12月8日に全国のヤマダデンキとヤマダデンキウェブコムで発売する。希望小売価格は16万3900円(税込み)。
Roborock Q Revoの本体は35.3(幅)×9.65(高さ)センチ、全自動ドックは本体よりも横幅が狭いスリムタイプで34(幅)×56.1(高さ)×48.7(奥行き)センチ。最大で連続3時間、300平方メートルの稼働が可能だ。本体には赤外線カメラを搭載し、床にあるスリッパなどの小さな障害物を自動で回避する。
本体の吸引力は5500パスカルで、大きなごみからカーペット奥の微細なホコリまで吸引できるという。メインブラシには毛が絡まりづらいラバー素材を採用した。水拭き用の2つのモップは、最大毎分200回の高速回転と加圧により汚れを取り除く。水拭き時にカーペットを検知するとモップが自動でリフトアップし、カーペットをぬらさずにごみを吸引する。
専用アプリと連携することで、スマートフォンから掃除したい部屋や開始時間の設定、掃除する部屋の順番、遠隔操作、吸引力の調整などが行える。エリアマップは4か所まで保存可能。また、段差など掃除中に走行が困難になりそうなエリアを本体が自動検出して、ユーザーに進入禁止エリアを提案する。
ロボットを格納する4way全自動ドックには、モップの洗浄と乾燥、給水、本体のごみの収集を自動で行う機能を搭載。
モップは回転させてこすりながら水洗いし、45℃の熱風で乾燥させる。水拭きやモップ洗浄に使う水は5リットルのタンクから自動で本体に給水。また、ドックにセットした2.7リットル(60日分相当)の紙パックに本体からごみを自動で吸い上げ、ユーザーのごみ捨ての手間を軽減する。紙パックは花粉などの0.3マイクロメートルの微粒子を99.7%吸引し、排気も清浄化する。
新製品発表会に登壇したSB C&S 執行役員 兼 コンシューマ事業本部 商品戦略本部長 上野高明氏は、「われわれが実施したユーザー調査の結果、ロボット掃除機について、約3分の2のユーザーが充電/ごみ収集ドックのコンパクト化に魅力を感じていること、一方で同じく約3分の2が“価格が高い”というネガティブなイメージを持っていることが分かった」として、Roborock Q Revoを「高性能な機能を搭載しつつ、 コンパクトで価格を抑えた戦略的な新モデル」だと語った。
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