日清食品ホールディングスは、米国サウスカロライナ州グリーンビルに袋麺とカップ麺の新工場を建設する。高付加価値製品のラインアップ拡充や生産能力向上を図り、旺盛な需要への対応とさらなる収益の拡大を目指す。
日清食品ホールディングスは2023年11月9日、子会社の米国日清がサウスカロライナ州グリーンビルに新工場を建設すると発表した。敷地面積は20万6390m2で、工場延床面積は5万9517m2、投資金額は約2億2800万ドル(約343億円)。2023年12月に着工、2025年8月の稼働開始を予定している。
カリフォルニア州ガーデナ工場、ペンシルべニア州ランカスター工場に続く3つ目の拠点となる新工場では、袋麺とカップ麺を生産する。先端設備を導入することで高付加価値製品のラインアップ拡充や生産能力向上を図り、旺盛な需要への対応とさらなる収益の拡大を目指す。また、既存の2工場との連携により、生産と配送の効率改善を図る。
同社は近年の米国市場において、普及価格帯製品の品質とブランド価値の向上、安定供給に努めるとともに、高付加価値製品の開発と販売促進により収益を大きく改善してきた。日清食品グループは、2021年5月に発表した「日清食品グループ中長期成長戦略」で、コア営業利益における海外事業比率約45%を目標に掲げている。
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