住友重機械工業のグループ企業である住重アテックスは、コア事業の1つ「検査診断事業」で、ドローン、3Dレーザースキャナー、フェーズドアレイ-UT(PA-UT)法、自動走行スキャンの4タイプの検査診断ソリューションと、新たに鉄鋼壁面を点検するロボット開発にも注力している。
住重アテックスは、「メンテナンス・レジリエンスTOKYO2023」(会期:2023年7月26〜28日、東京ビッグサイト 東展示棟)の構成展「第11回 非破壊評価総合展」で、「ドローンによる点検サービス」「3Dレーザースキャナーによる寸法/形状計測」「フェーズドアレイ-UT(PA-UT)法」「自動走行スキャンによる連続肉厚測定」の4タイプの検査診断ソリューションを紹介した。
住重アテックスは、住友重機械工業のグループ企業。同社のコア事業は、放射線利用事業と検査診断事業。放射線利用事業には、イオンビーム利用サービス、放射線管理サービス、電子線利用サービスがある。検査診断事業では、非破壊検査サービス、点検/測量サービス、プラント機器や構造物の調査診断サービスを取り扱う。
ドローン点検では、住重アテックスが保有するドローンを活用したサービスを紹介した。このうち、“屋内”設備点検用のサービスは2種類。
その1つがスイス・フライアビリティが開発し、ブルーイノベーションが国内唯一の正規代理店を務める特殊球体ドローン「ELIOS 2(エリオス 2)」を活用したサービスだ。ELIOS 2は、4Kカメラや赤外線カメラを実装し、非GPS環境下でも安定飛行。まさに屋内設備の「暗い、狭い、危険」な場所の点検ニーズに応える機体といえる。
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