SGムービング、建築資材の再資源化に向けて廃棄物一元管理システムを提供開始:カーボンニュートラル
SGムービングは、解体工事で発生する建築資材の再資源化に向けて、廃棄物一元管理システム「SG-ECOPE」の提供を開始した。建新とグーンが開始した「環境活動に係るパートナーシップ」での一元管理を図る。
SGムービングは2023年7月、解体工事で発生する建築資材の再資源化に向けて、廃棄物一元管理システム「SG-ECOPE」の提供を開始したと発表した。
SG-ECOPEは、廃棄物の処理プロセスを包括的に管理するDX(デジタルトランスフォーメーション)システムだ。2022年7月に販売を開始している。
SG-ECOPEのシステム概要 出典:SGムービングプレスリリース
収集運搬業者の選定や発注、契約書管理、追跡、マニフェストの交付など、排出企業の廃棄業務を全般的に一元管理可能。また、事業場や品目ごとの排出実績を分析する機能も搭載している。
同社は今回、建新とグーンが開始した「環境活動に係るパートナーシップ」において、SG-ECOPEの提供を開始した。建新は、住宅などの解体工事をARTICALに委託している。これまでのARTICALによる解体工事では、生じた木材やプラスチックなどの建築資材は廃棄していた。一方、環境活動に係るパートナーシップの締結により、これらの資材をグーンの鳥浜工場において再資源化する。SG-ECOPEの導入により、複数の事業者が関わる廃棄物処理プロセスの一元管理を図る。
建築資材の再資源化のフロー 出典:SGムービングプレスリリース
- 「ZEB」認証を取得した延べ7.8万m2のサステナブル物流施設が東大阪市で竣工
SGリアルティは、大阪府東大阪市で計画を進めていた物流施設「SGリアルティ東大阪」が竣工したことを発表した。SGリアルティ東大阪には、SGホールディングスグループでデリバリー事業を担う佐川急便と、ロジスティクス事業を担当する佐川グローバルロジスティクスの入居が決まっており、他のテナントには3PLから配送まで環境に配慮したワンストップのサービスが提供できる。
- ソベント継手用のライニング工法を開発、P・C・Gテクニカ
P・C・Gテクニカは、ソベント継手用のライニング工法「P・C・G FRPソベント更生工法」を開発した。従来の塗布方式では、困難だった穴の開いた排水管の更生が実現する。
- 福岡県糟屋郡で延べ3.6万m2のBTS型物流施設が竣工、SGリアルティ
SGリアルティは、三井不動産とともに、福岡県糟屋郡粕屋町で開発を進めていた賃貸用物流施設「MFLP・SGリアルティ福岡粕屋」の竣工式を2022年10月14日に開いた。MFLP・SGリアルティ福岡粕屋ついては、日立物流九州が入居することが着工時点で決定しており、一棟賃借するBTS事業として計画を進めてきた。なお、今回の物件は、日立物流九州が保有する物流施設の中で福岡エリア最大の物流施設となる。
- 東急建設が建築資材のCO2排出量を算定するツールを開発
東急建設は、積み上げ式による建築資材のCO2排出量算定ツールを開発した。開発したツールによって、見積もり時に精度の高いCO2排出量を把握し、低炭素型資材の採用などが促され、建築工事のサプライチェーン全体でCO2削減量を可視化し、低炭素型資材の採用などが促進されると期待を寄せている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.