SGリアルティは、三井不動産とともに、福岡県糟屋郡粕屋町で開発を進めていた賃貸用物流施設「MFLP・SGリアルティ福岡粕屋」の竣工式を2022年10月14日に開いた。MFLP・SGリアルティ福岡粕屋ついては、日立物流九州が入居することが着工時点で決定しており、一棟賃借するBTS事業として計画を進めてきた。なお、今回の物件は、日立物流九州が保有する物流施設の中で福岡エリア最大の物流施設となる。
MFLP・SGリアルティ福岡粕屋は、佐川急便が営業所として利用していた施設の敷地を再開発し、建てられたS造地上4階建ての物流施設。建物は、各フロアの有効高さが6.5メートルで、多くの荷物を保管することができる。
BCP対策に関して、施設内に72時間対応の非常用発電機を備えた他、入居テナントである日立物流九州の意見を反映し、各フロア内に休憩コーナーを設け、従業員が快適に働けるようにしている。加えて、会議室や応接室などを完備し、就業環境を整備した。
環境配慮については、建物内に704キロワット(kW)の太陽光発電システムを2023年3月に配置する見込みで、使用する太陽光発電システムが創出する年間の発電電力は年間約80万kWhとなり見通しだ。
また、省エネへの取り組みとして、Low-EガラスやLED照明を採用した。このような創エネと省エネの取り組みにより、建築物省エネルギー性能表示制度「BELS」の最高ランクである「ZEB認証」と「DBJ Green Building認証」の「5スター」を取得する。
MFLP・SGリアルティ福岡粕屋は、S造地上4階建てで、延べ床面積は3万6212.76平方メートル。所在地は福岡県糟屋郡粕屋町46-3で、敷地面積は1万7981.29平方メートル。設計はフクダ・アンド・パートナーズが、施工は三井住友建設が、運営・管理はSGリアルティがそれぞれ担当し、竣工は2022年9月30日。
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