エクステリア専門商社のGテリアは、施工管理/受発注アプリ「Kizuku」をコムテックスがカスタマイズし、エクステリア業界のDXを目指して全社導入した。
施工管理アプリ「Kizuku(キズク)」を提供するコムテックスは2023年6月23日、エクステリアの設計・施工も担う専門商社のGテリアに、施工管理や受発注業務のDXを後押しすべく、カスタマイズ開発を行い、2023年5月から全国エリアで本格稼働したと発表した。
Gテリアは全国を対象にエクステリア商材の販売や施工を手掛ける企業で、施工時に発生する協力会社とのコミュニケーションや受発注業務で課題を抱えていた。その課題とは、協力会社とのやりとりが電話やメール、紙ベースのまま、内部と外部との業務統制の強化、短工期のため現場数が多く社内の月末請求処理などの効率化を図るの3点。
そのため、コムテックスは全社統一でDXが進められるように、各事業所へのヒアリングも実施しながら運用ルールを固め、Kizukuに現場一覧や現場詳細などGテリア専用のカスタマイズを施した。先行して関西エリアから運用を開始し、徐々に対象の現場を増やし、現在は多数の現場情報をKizuku上で管理している。
導入効果としては、施工管理や受発注業務で、紙ベースだったやりとりをファイルで共有し、ペーパーレス化につながった。作業者スケジュール管理の機能では、施工士の工事依頼や工事日程の確定がスムーズに行えるようになった。
また、電子受発注の機能では、施工費の発注や請求処理で、電子帳簿保存法やインボイス制度にも対応しつつ、協力会社にもメリットを感じてもらえるほどに効率化された。
今回、こうした導入効果の結果を踏まえ、全国エリアでの稼働を開始することとなった。
Gテリアの今後の展開では、各エリアで電子受発注の機能稼働に加え、Kizukuに取り込まれた情報をもとに、エリア別の発注率や施工店別の依頼率を集計して分析していく。
コムテックスは、今後もGテリア及び協力会社の業務に役立つ機能と運用方法を充実させるようにカスタマイズ開発や運用フォローを行い、エクステリア業界のさらなる拡大を目指す。
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