国土交通省は「国土交通データプラットフォーム」の全面リニューアルを行い、ユーザーインタフェースの刷新、検索機能強化、データ連携拡充などにより使い勝手が向上したことを発表した。
国土交通省は「国土交通データプラットフォーム」の全面リニューアルを実施した。
国土交通データプラットフォームは、同省が保有するデータと民間などのデータを連携し、一元的に検索、表示、ダウンロードができるプラットフォームだ。国土交通行政のDXを推進し、国土交通省施策の高度化やオープンイノベーションの創出を目指す。
今回のリニューアルでは、ユーザーインタフェース(UI)を刷新し、データの検索、表示、ダウンロードの操作のしやすさに配慮した。これまでは検索方法が限定されていたため、目的のデータへのアクセスに時間がかかっていたが、検索の処理速度が改善され、検索結果の地図表示とリスト表示や3次元モデルのプレビュー表示などが可能となったという。
また、キーワード検索(フリーワード検索)に加え、テーマ検索やデータセット検索、条件指定検索、地図検索などを新たに追加した。
データ拡充のために公共交通データ連携を開始した。バス情報等のGTFS(General Transit Feed Specification)形式の公共交通データを一元的に登録・公開する「GTFSデータリポジトリ」とシステム間連携を行い、国土交通データプラットフォームにてGTFSデータの検索・表示・ダウンロードが可能となった。
同プラットフォームと連携してGTFSデータを掲載する交通事業者や地方公共団体を募集したところ、140を超える組織が整備するGTFSデータが「GTFSデータリポジトリ」に登録・公開されている。
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