昭和電線ホールディングス、昭和電線ケーブルシステム、大和ハウス工業、芙蓉総合リースは、昭和電線ケーブルシステム相模原事業所敷地の一部に複合施設を建設する計画を明らかにした。
昭和電線ホールディングス、昭和電線ケーブルシステム、大和ハウス工業、芙蓉総合リースは2023年3月31日、昭和電線ケーブルシステム相模原事業所敷地の一部に複合施設を建設する計画「南橋本4丁目プロジェクト」について合意したと発表した。
計画では、昭和電線ケーブルシステムが11万5000平方メートルの相模原事業所敷地内の南側道路に面した区画約3万3000平方メートルについて、芙蓉総合リースに借地権を設定し、芙蓉総合リースが施主となって複合施設を建設する。計画は、大和ハウス工業が提案者と統括者になって進めていく。
複合施設は高さ約36メートルの地上5階建てで、建築面積は約1万8000平方メートル、延べ床面積約8万平方メートルを予定。主に物流倉庫として、一部は昭和電線グループも入居するインキュベーションセンターを置くことで検討している。託児所など、相模原事業所従業員や地域の住民らも利用できるテナントの入居も見込んでいる
今回のプロジェクトは、昭和電線グループが製造拠点や製造ラインの効率化のほか集約を進める中で、製造棟建屋を解体・撤去した跡地の有効活用を目的としている。現状で複合施設の建設予定地は、昭和電線ケーブルシステムの製造棟とグラウンドに使用している。
建設予定地の引き渡しは2024年1月を予定しており、それまでに当事者間で詳細な条件などを協議する。その後、製造棟建屋の解体や撤去を行った上で着工し、2026年7月の竣工を予定している。
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