ホテルやネットカフェの受付などで利用されるイメージが強いRURAだが、アイデアによって、その用途は広がりを見せている。展示ブースの説明スタッフからは、モデルルームの内覧に使うという例も紹介された。
現在、不動産物件の内覧では住宅会社や不動産会社の営業スタッフなどが同行するのが普通だ。しかし、顧客にとって、この方法はベストとはいえない。同行する営業スタッフがいると、家族間でプライベートな会話がしにくい場合もある。
RURAは、このような内覧のスタイルを大きく変える。RURAを使った内覧では、モデルルームに客が自ら向かい、自分たちだけで内覧を行う。モデルルームの解錠は、オンラインでキーが送付できるスマートロックが使われる。
これまでの内覧と違うのは、内覧を終えた後に、リビングに設置したRURAでスタッフと話すことだ。RURAの向こう側には営業のスペシャリストが控え、客の要望や好みを聞き出す。そして、継続的に物件を探す意思を確認して、それにマッチした物件を引き続き手配する。
この例では、RURAによって次回の予約を取ることを目指しているという。このような用途でRURAを使うと、営業のスペシャリストが効率的に活動できる。また、客の滞在時間が増え、次回のアポ率も向上するという。
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