ニトリが宮城県と福岡県で物流施設を新設、延べ8.4万m2と延べ10.9万m2の建物を開発:リテール&ロジスティクス
ニトリホールディングスは、宮城県仙台市と福岡県福岡市に、同社の物流センターを開設する。両施設は、同社が総額約3500億円を投じて、2.5〜12万坪規模の物流センターを8カ所に新設する「国内物流拠点再構築」の一環で行われる。
ニトリホールディングスは2022年12月19日、宮城県仙台市で物流施設「仙台Distribution Center(DC、在庫保管型物流センター)」を、福岡県福岡市で物流施設「福岡DC」を開発することを発表した。
仙台DCの開発地は、「仙台港」や仙台東部道路の「仙台港インターチェンジ(IC)」から5キロ圏内に立地しており、交通利便性に優れる。仙台DCは、既存の仙台DCから移設する物流拠点となり、今回の移設と機能集約で東北エリア全体をカバーする物流拠点として稼働する。
仙台DCは、耐震構造のRCS造(一部S造)地上4階建てで、延べ床面積は8万4029平方メートル。所在地は宮城県仙台市宮城野区蒲生3丁目9-1で、敷地面積は4万982平方メートル。着工は2023年4月1日で、竣工は2024年8月1日を予定している。
「仙台DC」の完成イメージ 出典:ニトリホールディングスプレスリリース
福岡DCの開発地は、博多港コンテナターミナルから700メートルのエリアに立地しており、海外コンテナのドレージ輸送に適す。加えて、既存の九州DC(糟屋郡篠栗町)からは約16キロの場所にある。ニトリホールディングスでは、両DCで中国、九州、沖縄エリアを広くカバーする。
福岡DCは、耐震構造のS造地上4階建てで、延べ床面積は10万9939平方メートル。所在地は福岡県福岡市東区みなと香椎3丁目29-10で、敷地面積は4万982平方メートル。
「福岡DC」の完成イメージ 出典:ニトリホールディングスプレスリリース
- 兵庫・猪名川町で延べ15.8万m2の物流施設が竣工、プロロジス
プロロジスは、兵庫県川辺郡猪名川町で、計画を進めていたマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク猪名川2」が2021年8月に竣工したことを発表した。今回の施設は竣工に先立ち、賃貸面積の86%が賃貸借契約を締結済みだ。今後は、2021年11月に竣工した物流施設「プロロジスパーク猪名川1」と併せて、猪名川町に先進的物流施設の集積拠点を開発することで、西日本全域をカバーできる新たな物流ハブを構築する。
- 静岡県で延べ9万m2超えのマルチテナント型物流施設が竣工、大和ハウス
大和ハウス工業は、顧客の事業スキームに合わせて、専用の物流施設をコーディネートする物流プロジェクト「Dプロジェクト」を推進している。Dプロジェクトでは、オーダーメイド型のBTS型物流施設と、立地条件の良い場所に複数のテナントが入居可能なマルチテナント型の物流施設を開発しており、全国251カ所で物流施設の開発を手掛けてきた。
- 埼玉県春日部市で延べ3.9万m2の物流施設が竣工、三菱地所
三菱地所は、物流施設へのニーズが高まっていることを受けて、多様化する物流のかたちに応える物流施設の開発を推進している。同社は、埼玉県蓮田市で開発を進めていたマルチテナント型物流施設「ロジクロス蓮田」が2021年3月末に竣工したことに続き、埼玉県春日部市でマルチテナント型物流施設「ロジクロス春日部」が竣工したことを公表した。
- 大阪市で延べ1.6万m2の物流施設が着工、ロジランド
ロジランドは、大阪府東大阪市で、2022年6月15日の竣工に向け、物流施設「LOGI LAND 東大阪」が2021年4月15日に着工したことを公表した。LOGI LAND 東大阪はロジランドの物流施設で関西エリア第一号物件となる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.