住友林業は、ライフサイクル全体でCO2の収支をマイナスにする住宅「LCCM住宅」仕様のモデルハウスを鳥取県米子市にオープンした。
住友林業は、ライフサイクル全体でCO2の収支をマイナスにする住宅「LCCM住宅」仕様のモデルハウスを2022年10月28日、鳥取県米子市でオープンしたと発表した。モデルハウスは木造2階建てで、延べ床面積は157.13平方メートル。
LCCM住宅は「ライフサイクルカーボンマイナス」住宅を意味し、建設時や居住時、解体時に省CO2に取り組み、太陽光発電などを利用した再生可能エネルギーを創出することにより、建設時も含めライフサイクル全体でのCO2収支をマイナスにする住宅だ。なお、住友林業は2022年4月22日に環境フラグシップとして発売している。
モデルハウスにはビッグフレーム構法の高い可変性により、ライフステージに合わせて間取りを再考できるため、建物が長寿命化し、炭素をより長期間固定できるなどの効果がある。また9.735キロワットの太陽光発電システムを搭載。居住時のCO2排出量が大幅に削減され、LCCM住宅の基準に適合するという。
設計はテレワークスペースなど、家族それぞれの居場所や効率的な家事動線にこだわっている。広く設けたウッドデッキではアウトドア体験や家庭菜園、食事を楽しみつつ、四季の移ろいを感じられるようになっている。
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