西松建設は、リバスタが提供するクラウドサービス「Buildee調整会議」を活用した電子承認機能の標準化や帳票のペーパーレス化、作業打ち合わせ会議のリモート化を、国内の全現場でスタートした。今後は、Buildeeに入力した作業実績データ(作業内容、人工など)を出来高計算や死傷統計などの報告業務に利活用することで、生産性の向上を図っていく。
西松建設は、リバスタが提供するクラウドサービス「Buildee(ビルディー)調整会議」を活用した電子承認機能の標準化や帳票のペーパーレス化、作業打ち合わせ会議のリモート化を、国内の全現場で開始したことを2022年10月7日に発表した。
国内の建設現場では、当日の作業進捗や翌日の作業予定、車両搬出入予定、クレーン・機材使用予定などの確認・調整だけでなく、安全指示、危険箇所・立入禁止エリア、行事などを周知するために、「作業間調整会議(作業打ち合わせ)」を毎日行っている。
作業打ち合わせの内容は、記録やまとめた資料とデータを保管することが労働安全衛生法で定められており、西松建設では、「作業打ち合わせ指示の記録」「危険予知活動記録」といった帳票に残し、協力会社の安全衛生責任者や職長などからの受領・サイン、元請けによる回覧・押印を経て、保管する。
今回、西松建設は、上記帳票の記録と保管業務の効率化を目的にリバスタが提供するBuildee調整会議を活用し、作業予定と実績データ(作業内容と人工など)の電子入力、電子承認機能を利用したデジタル化への活用を一部の現場で試行し、効果検証を行った。
その結果、ペーパーレス化により、印刷、回覧、サインの手間を解消した他、リモートの会議を効率化し移動手間を約20%削減して、業務の効率化を実現し、国内の全現場への適用に踏み切った。
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