コンクルーが業務管理ツール「コンクルーCloud」を「コンクルーAI」へ全面刷新した。AIが“実務そのものを担う機能”を拡充し、図面をもとにした見積作成や工程表作成をAIエージェントが代行することで、見積時間を70%、施工管理の時間を30%それぞれ削減する。
コンクルーは2026年5月28日、中小建設会社をターゲットにしたオールインワン業務管理ツールの名称を「コンクルーCloud」から「コンクルーAI」へと変更し、サービス内容も含めてリニューアルしたと発表した。
コンクルーは2024年8月にコンクルーCloudをリリースし、紙やExcelに依存する中小建設業の見積、受発注、施工管理、経営管理などを一つのクラウドに統合してきた。
今回の刷新は、単なるリブランディングではないという。AIが実務そのものを担う機能を拡充し、「業務をデジタル化する」段階から「AIが業務を代行する」段階へと進化させるのが目的だ。「AI×オールインワン」という新コンセプトのもと、ITに不慣れな職人や担当者でも直感的に使いこなせる設計となっている。
新システムの中核となるのが、建設特化型にチューニングした4つのAIエージェントだ。
「見積AIエージェント」は、図面や現場写真、過去の見積データをAIが参照し、新規の見積書を自動生成または修正する。「工程表AIエージェント」は、複雑な図面や見積書をAIが解析し、タスクレベルまで細分化された工程表を自動で組み上げる。「転記AIエージェント」は取引先からの多様なフォーマットの帳票を読み取り、階層や備考欄の細かな指示まで自社システムに自動転記する。「案件入力AIエージェント」は、現場の走り書きメモや議事録を読み込ませるだけで、現場情報、工期、担当者などをAIが自動登録する。
4つのAIエージェントを駆使することで、見積にかかる時間を最大70%削減し、対応可能な案件数を最大40%増加、施工管理業務を最大30%削減する。
コンクルーAIは既に累計3000社(協力会社含む)が導入し、案件対応数で3万2000件の実績がある。導入企業の年間売上総額は1700億円規模に達し、現場業務の処理数は1万1000工程を超えるという(2026年5月時点)。
利用料金は、1人利用の最小構成で月額9900円(税別)からで、中小企業でも導入しやすく、14日間の無料トライアルも提供している。
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